今日のトレーニングが終わって、皆帰ったのを確認したら、シャワー室へ行く・・・
今日も、ひっそり別な所のトレーニング。
あの日以来、最後まで残っていたり夜に入ってきたりして、これを行うようにしている。
静まり返ったシャワー室に、水の流れる音が響き渡る。
自分の穴にシャワーホースを入れて、一気に水を流す・・・
最近、これがお気に入りだ。
仁竜先輩にやった事もあったし、天暫先輩にディルドで拡張された後、
鍛えると名目でやっていたけど、こんな感じだったとは・・・
今では、自分がのめりこんでいる。
最初は、痛かった挿入や水が体内に入ってくる感じに身悶えたけど、
今では、その感じでさえも欲望を満たす材料になっている。
満足いくまで行為を続けた後は、着替えにロッカー室に向かおうとする・・・
シャワー室を出た辺りから、誰かに見られているような・・・
そんな違和感を背中に感じた。
ロッカー室で、着替えている時も気になって振り返るが、誰もいない。
落ち着かないのでトレーニングでもやろうと、ロッカーを閉めた時、
後ろを振り向くと・・・
そこには、自分と同じ姿の・・・「相手」いた。
自分とそっくり・・・いや、背丈、体格・・・それに、はいているパンツも同じ色だ。
「やっと気付いたか?」
声も・・・同じだった。
「お前・・・誰だ?」
「見て分らないのか?お前だよ・・・」
俺は自分と会話しているのか?やりすぎで疲れたのか?
しかし、目の前に居るのは・・・確かに俺だ。
「これからトレーニングだろ?こっちに来いよ。」
そう言うと、道場に方へ歩いていった。
俺は、しばらく呆然としていた。
何が起きたのか、もう一度整理してみる。
鏡があるわけでもないのに、俺がそこに見えていた。
もう一度ロッカーを開け、そして閉める。
振り返ってみても誰も居ない。
きっと、疲れたんだろうと自分に言い聞かせ、軽くトレーニングして切り上げようと道場へ向かう。
電気をつけてみたが、あたりは静まり返っていて誰も居そうにも無い。
とりあえず、腹筋をやろうと腰を下ろそうとすると・・・
いきなり背中を押され、うつ伏せに倒れてしまった。
そして、背中に乗られ押さえつけられた。
「来るのが遅せぇんだよ。そんなんだから天暫に勝てねぇんだろ?」
俺と同じ声が・・・また、「アイツ」か!?
「こ、こいつ!!卑怯者!!」
背中を押さえつけられていては身動きが取れない・・・
「さて、こうなったら、どうしようかなぁ・・・」
さらに俺を挑発しにくる。
足をバタつかせ、反動を利用して体をそらそうとするが、
足を捕らえられ、動きを封じられてしまった。
「動くなよ。こうなったら・・・わかるだろ?」
「なに・・・?」
これから何をするつもりだろう・・・俺が一瞬動きを止めた。
相手は、すかさず足に乗り換えパンツに手をかける。
俺は・・・俺、自分に犯されるのか?思考が麻痺した。
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